わたしたちはすでに、演劇をしている!?

最終更新: 2019年3月20日


「今日起きてから、ここにくるまでの間どんなことがあったか」

というのを思いついたところだけでいいので

1分くらいで説明してもらってもいいでしょうか?



ワークショップ講師の演出家・脚本家の司田由幸さん。

「砂の上の企画」を立ち上げ、日常の延長戦上にあるえんげきを探求中。


ワークショップが始まってまず最初に、この質問から始まります。

「今日起きてからここまで来るまでにどんなことがあったか?」


えええ~と、朝ねむいわ~と思いながら「よし!」と思って起きて、

朝日を浴びて、あ!最近ラジオ体操にはまっているので、第1・2と共にやりましてえ、、

腕とかもぐるぐるまわすわけですよ。結構激しいんですよね、ラジオ体操って、。(笑)

(ここでラジオ体操をしているマネをする)

で、そしたらなんか友達から電話がかかってきて、「もしもし?」(もちろん、携帯を耳にあてるふりをしてもしもしってやる)って出たんですけど

「〇〇さんが、背骨の骨折ったらしい!」(残念そうに)って、それでわたしびっくりして(びっくりした顔)


それって、すでにえんげきしてますよね? 


今話してもらってことを聞いていてもわかると思うのですが、 すでに”えんげき”をしているんですよね。 説明の中で、時間軸も動いていたり、場所もどんどん変化していっていた。 だれかとの会話をちゃんと、その相手になりきって表現したり

形容詞をつかわずに動作で表現しているものもあった。 普段の喋る口調や感覚によって、相手がどんな人かというのも一瞬で伝わっちゃうんですよね。

ぼくたちは、やっているんだよね、普段。それがすごいなって。思うんです。 結構、ものすごく複雑なことを、人間は説明できるんですよ。

それも、声のトーンとか表情とか体の動きとか、さまざまなことを駆使して。

その人が人生をどう生きているかどうかは、説明に滲み出る

僕はそこにえんげきの力を感じるんですよね。



えんげきって、一部のひとだけが出来ると思っていた。

もちろん、才能とかもあると思うのですが

「えんげき」って、一部の才能もあって特殊な訓練をしている人だけが

できるものだと、本当に思っていました。


けどなんとなく、ワークショップを受けたメンバーは

自分がなにげなく話している中に、

たくさんの表現があることに気づきつつありました。

「あれ、わたし、すでに、出来てる?」


えんげきのもとみたいな、表現力が無意識の内に自分の中にあるということ。


しかも、どうやら自分にしかない表現の仕方、話し方があるみたい。

それはみんなの話し方を聞いていても、そう。

だれひとりとして、おなじ話し方をしている人はいない。


あれ、わたしにも、表現力がある?

そんな小さなうれしい発見をしたのです。




(2018年9月22日 第1回えんげきワークショップの様子 @光風林)











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